• 会計が分からなければ、真の経営者にはなれない

    皆さま、こんにちは!NICEONの四ケ所です。

    昨日は、今年の8月に、大分県にある建築業の会社を、事業継承することが決まっているUさんが、NICEONに勉強しに来られました。

    この勉強会は、Uさんが、事業継承のための準備として、【経営】【数字】を学ぶように現社長から指示され、【数字】の担当として、私を選んで下さったのがキッカケでした。

    私は、【数字】の担当として、Uさんに何を教えるかを考えました。

    そして、色々と考えた末に、今年の8月までに身につけて頂こうと思ったのが、5年後のバランスシート(貸借対照表)を作ることが出来る能力でした。

    具体的には、5年後に会社に何を残したいのか?を決めて、その残したもので、どういったビジョンを達成していくのか?について、数字に置き換えていくことができる能力です。

    経営者は、絶えず遠くを計るわけですが、5年後に立てた旗に向かって全速前進をする前に、数字上ではどうなるのか、自分で知ることが出来ないと、社員さんを路頭に迷わせてしまいます。

    【野望】という強い想いと、【数字】という羅針盤が揃ってこそ、この変化の激しい時代を沈没することなく乗り越えていけるのではないでしょうか。

    その航海に出る直前のUさんが、毎月1回、愚直に訪ねてこられるので、私自身、身が引き締まる思いでしたし、責任重大だと感じておりました。

    残すは、あと2ヶ月。

    しっかりと伝えていこうと思います。

    数字は逃げない。逃げるのはいつも自分

    Uさんが来社されたあとは、必ず数字のことを考えてしまいます。

    なので、今日は、2016年1月26日の記事を、振り返ってみました。

    【経営】【会計】は、切り離して考えることはできません。

    なぜなら、経営をする限り、必ず、決算書を作って報告しなければならず、この決算書は、会計によって出来ているからです。

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    しかしながら、会計が得意ではなく、他人に任せているという方が、少なからずいらっしゃると思います。

    実際、私が税理士事務所に務めていた13年間や、 MG(マネジメントゲーム)のインストラクターとしての10年間で、会計(数字)は苦手と仰る経営者のかたと、 数多く出会ってきました。

    ただ、苦手とは言え、勉強しなくても良いと 思っていらっしゃるかというと、そうではないようでした。

    それが証拠に、本屋さんに行くと、決算書に関するコーナーは必ず設けてあり、 毎年毎年、何かしらの本が出版されているところをみると 「数字が読めるようになりたい」という想いを、多くのかたが持ち続けていらっしゃるのではないかと思うのです。

    では、なぜ、会計の勉強に関して 途中で挫折してしまう方が多いのでしょうか?

    それは、ずばり!会計の勉強が面白くないんです。

    そう言ってしまえば、元も子もありませんが、確かに【人が作った】数字で勉強するというのは、本当に面白くありません。

    なぜなら、【人が作った】数字だから、数字とのコミュニケーションが取れないのです。

    この数字は、いったい私に何を伝えようとしているのか?

    この数字は、何に気付かせようとしてくれているのか?

    数字は、直接的に語ってはくれませんが、数字を見て、その奥に隠された行動やストーリーを思い描くことは出来ます。

    そして、現実と理想の差額(予実差)を指し示してくれます。

    だからこそ、その差額を埋めるためのストーリーを、数字で考えることが出来るようになるのです。

    佐賀市で、レディースのアパレルショップを営むMオーナーが、私にこう語ってくれました。

    【数字は逃げない。逃げるのはいつも自分】

    では、逃げずに勉強するためには、どうしたら良いのでしょうか?

    私は、本で学ぶ前に、自分の数字(自社の数字)に、とことん興味・関心をもち、本氣で向き合ってみることだと思いますが、如何でしょうか?

    経営者自らが会計を理解しないと、真の経営は出来ない

    京セラの稲盛和夫氏は、著書の中で このように語られています。

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    会計というものは、経営の結果をあとから追いかけるためだけのものであってはならない。

    いかに正確な決算処理がなされたとしても、遅すぎては何の手も打てなくなる。

    会計データは、現在の経営状態をシンプルに、またリアルタイムで伝えるものでなければ、経営者にとっては何の意味も無いのである。

    そのためには、経営者自身がまず、会計というものをよく理解しなければならない。

    計器盤に表示される数字の意味するところを、手に取るように理解できるようにならなければ、本当の経営者とは言えない。

    経理が準備する決算書を見て、例えば、伸び悩む収益のうめき声や、やせた自己資本が泣いている声を、聞き取れる経営者にならなければならないのである。

    月次決算書などの決算資料は、経理が一般的な形でつくるのかもしれない。

    しかし、それでは本当に経営に役立つものにはならない。

    経営者が、まさに自分で会社を経営しようとするなら、そのために必要な会計資料を、経営に役立つようなものにしなければならない。

    それができるようになるためにも、経営者自身が会計を十分よく理解し、決算書を、経営の状況、問題点が浮き彫りになる ものにしなければならない。

    経営者が会計を十分理解し、日頃から経理を指導するくらい努力してはじめて、経営者は、真の経営を行うことができるのである。
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    稲盛和夫の実学〜経営と会計〜 序章 私の会計学の思想より抜粋

    数字が分かるから、経営が出来るわけではありません。

    経営には、何としても達成したい【想い】、つまり、圧倒的ビジョンが必要不可欠です。

    そして、その圧倒的ビジョンに到達するために描くストーリーは、決められた道路の上を走るようなものではありません。

    どちらかと言えば、航海に近いのではないでしょうか。

    私たちは、変化の激しい荒波の中を走っていかなければならないのです。

    【想い】が先で、【数字】が後

    会計(数字)とは、その航海を助ける羅針盤です。

    つまり、数字はサポーターであって、【想い】の先に来るものではありません。

    なので、例え羅針盤が東を指していたとしても、どうしても西に進路を取りたいときは、西に向かうべきなのです。

    大事なことは、羅針盤が、東を指していることを分かったうえで向かうのです。

    沈没する前に、引き返せるように・・

    ここで申し上げたいのは、数字というのは、身につけさえすれば、いつも側に居てくれる、とっても心強い存在だということです。

    決して、数字が全てではありません。

    羅針盤を持たなくても、勘と経験と度胸(西順一郎先生は、これをKKDと仰っています)があれば、航海に出ることは出来ます。

    西先生も、経営者の資質の8割は、KKDだと仰っていますし、ある程度の荒波は、乗り越えていくことが出来るでしょう。

    しかし、残りの2割をサポートしてくれる羅針盤を、持っていくことが出来るとしたら・・

    未来を照らしてくれる、ヘッドライトの役割を果たしてくれるとしたら・・

    きっと、より安全に、より正確に、目的地にたどり着けると思いますが、如何でしょうか?

    2043年に何を実現しているか

    Uさんとは、今、数字からいったん離れ、仕事を通して何を実現し、どういう風に社会に貢献しているのか、そのイメージを鮮明にして頂いています。

    2043年、2039年、2029年、2023年。

    なぜ、このような西暦になるのかは、また改めてブログで書いてみたいと思いますが、特に、2023年に関しては、鮮明なイメージを膨らませて頂いてます。

    ただ、2023年をイメージするためには、その20年後の2043年が必要なわけです。

    Uさんには、6月までに、そのイメージを言葉にするよう宿題を課しました。

    どんなものが仕上がってくるのか、今から、とっても楽しみです。

    Uさんとの約2年にわたる勉強会を、もっと分かりやすく体系化して、8月以降から、勉強会を開催しようと思っております。

    その名も、これから10年を突破する会社の作り方(仮称)です。

    起業家支援の取り組みになると思いますが、また改めて、お知らせさせて頂きますね。

    今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

    今後とも、どうぞ宜しくお願いします。

    ブログ筋トレVol.40

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