UDE(Undesirable Effect、ウーディ、望ましくない事実)とは何か?

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。

昨日は、神戸にて、第1期BEST PERFORMANCE研修の、第4講を開催させて頂きました。

そして、4社の皆さまにお集まり頂き、UDEとクラウドについて学び合って頂きました。

皆さまの会社には、UDEがいくつありますか?

UDEとは、Undesirable Effectの略で、ウーディと読みますが、直訳すると、【望ましくない事実】という意味になります。

昨日は、4社の皆さまに、会社のなかで実際に起きているUDEを、出し合って頂きました。

これが、簡単そうで、実は、難しいのです。

・人財が育っていない
・コミュニケーションが取れていない
・情報を共有していない
・社員同士が仲良くない
・ひとりの人に作業が集中している
・リーダーの健全度が低い
・粗利総額の管理をしていない
・在庫を管理するシステムがない
・決算書を読めるリーダーがいない
・リーダーがひとりしかいない
・退職しそうな人が沢山いる

・採用が難しい
・リーダーが全てを背負っている(下の写真から推測)




UDEが沢山でたように見えますよね。

残念ながら、1つもUDEではありません。

すべて、【望ましくない事実】に着目できておらず、問題であるかのように見えるだけです。

例えば、【人財が育っていない】という言葉についてですが、人財が育ちさえすれば【何か】が解決できると思っている人にとっては、人財が育っていないというのは【望ましくない事実】のように感じてしまうのです。

そうではなくて、着目すべきは、その【何か】のほうなのです。

・経験者の残業時間が増えている
・リーダーの休日出勤日数が増えている


このような事実がUDEになります。

そして、UDEではないものをUDEだと思ってしまうと、解決方法を間違ってしまいます。

・人財が育っていない→人財を育てる
・コミュニケーションが取れていない→コミュニケーションを増やす
・情報を共有していない→報告・連絡・相談をルール化する
・社員同士が仲良くない→親睦会を開催する
・ひとりの人に作業が集中している→作業を分散する
・リーダーの健全度が低い→リーダーの健全度を上げる
・粗利総額の管理をしていない→粗利総額の管理を徹底する
・在庫を管理するシステムがない→在庫を管理するシステムを導入する
・決算書を読めるリーダーがいない→決算書の勉強会を開催する
・リーダーがひとりしかいない→リーダーを育成する
・退職しそうな人が沢山いる→福利厚生を増やす

・採用が難しい→採用コンサルを導入する
・リーダーが全てを背負っている→リーダーの負担を軽減する


これで、いったい【何が】解決するのでしょうか?

解決と言うよりも、すべて、対処になってしまいかねませんよね。

私たちは、【何を】【何に】【どうやって】変えるのか?の【何を】の部分に、もっともっと多くの時間を費やさなければなりません。



皆さまも、ぜひ、UDEを書き上げてみて下さい。

そして、UDEを正しく書けているか、見直してみて下さいね。

その中の、1つか2つが解決出来れば、残りのUDEは全て消えて無くなるかもしれませんよ!

まさに、ダイヤモンドUDEですね!

今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

今後とも、どうぞ宜しくお願いします。

ブログ筋トレVol.192

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録