サスティナビリティ視察ツアー in スウェーデン 2019.0228

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日、グローバルゴールズ(SDGs)についてのブログをアップしたのですが、夜には、別府に移動して、同行した仲間との振り返り会を開催しました。


振り返りになったかどうかは別として、約1週間、寝食を共にした仲間との時間は、本当に有意義なものでした。


昨日は、都合で来られなかった仲間もいますので、今後も定期的に企画したいと思います。


サスティナビリティ視察ツアー in スウェーデン2019.0227については、こちらからどうぞ!



モノではなく【機能】にフォーカスする家電メーカーElectrolux社

スウェーデン2日目は、早速、企業訪問の機会を頂きました。


訪問させて頂いたのは、サスティナビリティの追求で、常に商品、事業、企業の在り方を問い続け、環境・社会・経済に新たな価値を生み出しているElectrolux(エレクトロラックス)社です。





社内のいたる所に、Electrolux社が何を作っていたのかが分かるように、写真や実際の商品が展示されていました。中には、100年前の掃除機もありました。


Electrolux社は、世界でもいち早く、メーカーとして、環境負荷削減を方針として打ち出し、NGOらとの協働によるフロンガスなしの冷蔵庫開発や、【サービサイジング】というモノが提供する機能に着目したビジネスモデルを打ち出すなど、産業界のサスティナビリティリーダー的な存在なのだそうです。


世界150カ国以上で販売を行い、約1兆5千億円の売上というのも凄いお話ですが、特筆すべきは、2005年に、生産から商品利用時までを含む二酸化炭素排出量を、50%削減するという大胆な目標を掲げ、売上を伸ばしながらも、2017年までに31%削減を達成しているということです。





前日のブログにて、3P(スリーピー)について触れ、環境(People)、経済(Profit)、自然(Planet)のバランスを、どうとっていくのかが大事だと紹介させて頂きましたが、このバランスを、見事にとりながら成長なさっている企業だということが分かりました。


そんなElectrolux社にて、ビジネスにおけるサスティナビリティの位置づけ、社内の参画やコンセンサス、ブランディングやコミュニケーションなどについて、話を伺うことが出来ました。





ミッションは、サスティナビリティリビング

まず最初に、2030年に向けて、グローバルゴールズがいかに大事かというお話がありました。


自然界には規律があり、人としてのビジョンはSDGsだと決まっている。だとすれば、あとは、グローバルゴールズにどう向かうか?だけが残っており、その点について、各国や各企業でそれぞれが考えることが大事だという、ペオさんの話と通じるものがありました。


また、家電は、グローバルゴールズにとって凄く影響力があり、家電メーカーElectrolux社としては、サスティナビリティに向かうことは、ビジネスチャンスでもあるという認識でした。


そこで、Electrolux社は、そのミッションをサスティナビリティリビングとして、次の3つを掲げておられました。


・Better Solution
・Better Operations
・Better Society



そして、この3つが柱なのですが、共通しているのが二酸化炭素排出量の削減ということでした。


これが、前述した【2005年に、生産から商品利用時までを含む二酸化炭素排出量を、50%削減するという大胆な目標】に繋がっていたのです。


現在は、31%の削減を達成されていますので、目標までは、あと2年で、さらに19%の削減を上乗せしないといけません。


しかしながら、私的には、すでに31%の削減を達成している取り組みそのものが、凄まじすぎるというのが正直な感想です。


なぜなら、京都議定書にて、二酸化炭素排出量を減らすと約束しているにも関わらず、世界の中で唯一、日本だけが増やし続けているのですから・・




環境問題に取り組むから利益が出る

ペオさんや聡子さんは、日本には【エコにはお金がかかる】という、エコ偏見があると仰います。


そして、正しくリサイクルすると、お金が節約できると続けられました。


私自身もそうでしたし、周りの皆さんの声を聞いても、利益が出てから、環境問題には取り組むという認識でいらっしゃるように思います。


つまり、環境問題にはお金がかかるという認識に、繋がりますよね。


しかし、スウェーデンのデータを見ると、環境問題に取り組んでも利益が出るという数字になっているのです。


・家庭ゴミのリサイクル率:99%
・二酸化炭素排出量 1990年対比:26%削減
・グリーン電力:50%以上



これらを達成しながら、経済は2〜3%の成長を続けているのです。


ペオさんは、この事実を、もっと多くの日本人に伝えたいと仰っていました。


日本は、もともと美しい国なのだから、絶対にサスティナビリティを実現できるし、スウェーデンと同じように先頭を走ることができると、そのポテンシャルを我々日本人よりも感じていらっしゃるような気がしました。



トータルコストダウンという考え方が浸透している

例えば、Electrolux社では、Safety firstとして、事故を減らす取り組みが行われております。


もちろんこれも、サスティナビリティ、つまり、持続可能であるためには、社員さんの安全を守る必要があるという考え方から来ています。


ただ、ここからが大事なのですが、Electrolux社は、200,000時間での事故率が、0.5〜0.6%に減ったことによって、年間4億クロナの費用が減少したそうなのです。


4億クロナ、日本円にすると46億円弱です。


これまで、投資していなかった部分にお金をかけるわけですから、当然、出費が伴うのですが、その出費によって、これまで流出していたお金が、圧倒的に減るという考え方。


まさしく、清水式TOCで学んだトータルコストダウンそのものです。


おそらくですが、スウェーデンの初日に学んだホリスティックシンキングが、こういう意思決定を生むのだと思いました。






常に社員さんのことを考える

大事にしている観点として、一部の社員さんだけに対するサスティナビリティではなく、すべての社員さんに対して、サスティナビリティな取り組みを推進できているかどうかと、話して下さいました。


また、会社が導入するものではなく、社員さんが【やりたい】ということも、同じくらい大切だと仰いました。


すごく日本的な考え方だと思うのですが、如何でしょうか?


そして、ヨーロッパでは、サスティナビリティレポートが義務づけられているそうです。


今後ますます、サスティナビリティな取り組みはヨーロッパ全体に広がり、その成果は加速度的に高まっていくのだと思います。


はたして、日本は・・?


2日目を終えただけでは、何から取り組んで良いのか、さっぱり検討がつきませんでした。


ただ、分からなかったが故に、日本で何から始められるかという視点で、3日目を過ごしてみようと思いました。


夜、仲間と話しましたが、他の皆さまも、概ね、同じような感覚でいらっしゃったようです。





3日目に続く・・


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.32

yonde

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2 件のコメント

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    ABOUTこの記事をかいた人

    四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
    NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

    「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

    MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

    【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

    1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

    保有資格

    ■西研公認MGインストラクター
    ■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
    ■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
    ■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録