監督が△タイプ、コーチが□タイプ、キャプテンが△タイプ、副キャプテンの2人が◯タイプと□タイプだと分かっていた私が、密かにやっていたこと

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日のブログにて、少年野球のコーチ時代の話を書かせて頂きました。
娘の運動会にて、少年野球でコーチをしていた時の教え子に会って感じたこと


今日は、その当時のチーム作りについて、私なりに考えていたこと(密かに実践していたこと)を書いてみます。


まずは、チームの主力メンバーのパーソナリティを知るために、監督、キャプテン、副キャプテンのSTRスコアを調べることから始めました。


結果は、下記の通りでした。


監督:△タイプ
コーチ(私):□タイプ
——————————–
キャプテン:△タイプ
副キャプテン:□タイプ
副キャプテン(息子):◯タイプ




ご覧の通り、チームを引っ張る子ども達のスコアは、見事にバラバラでした。


それは、彼らの実際の行動を見ていても、ハッキリとその違いが分かりました。


まだまだ子供とはいえ、彼らには当然、自分たちがやりたいと思っていることがあります。


それが全く違うというのが、すごく難題なんです。


まず、本人たちが、その違いに気がついてはいません。


そして、誰かに合わせると、残りの2人の意図とは違うことが行われます。


だからこそ、この違いをいかに統合し、彼らの特徴がでるチームを作っていくかが、私たち大人のテーマであると思いました。



山本五十六氏の格言も、3種類の育て方から成っている

皆さまは、山本五十六氏の下記の言葉をご存じでしょうか?





ご存じの方も多いと思いますが、山本五十六氏は、真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦を指揮した人物でした。


ただ、もしかすると、勝機の少なかった太平洋戦争に、反対しながらも戦争を指揮主導した悲劇的な指揮官としてというよりも、経営者や指導者のための格言を残した人としての方が、その名をご存じの方が多いかもしれませんね。


上記の言葉は、その代表的な格言になるのですが、3つの文章のうち、最初の文章のみを知っている人が多いそうです。


ということは、最初の文章だけを見て、山本五十六氏の教育論について判断している方が大勢いらっしゃると思うのですが、2/3の方は、違和感を感じていらっしゃるはずですよね。


私がここで、山本五十六氏の言葉をご紹介させて頂いたのは、1つ目の有名な言葉には続きがあるということ。


そして・・


その人たちに合った方法でなければ、【逆効果になりかねない】ということを、正しくお伝えしたかったのです。


その上で、皆さまは、我が子や部下を育てるとするなら、どの方法が効果的だと思うのか、改めて考えて頂きたいのです。


STRを活用してみる

山本五十六氏の格言には、【褒めるか・任せるか・信頼するか】という3つの観点がありますが、実際に、現場にてどのように実践するのかは、とても難しいことではないでしょうか。


なぜなら、誰に対しては何が効果的なのかが分からないからです。


そんな時こそ、このSTRはものすごく活用できます。


◯タイプは、【みんなで一緒】に戦いたいですし、【誰かのために】という想いの時に、モチベーションが上がります。


□タイプは、【目の前の敵に勝ちたい】ですし、【個の力量がぶつかり合う】時に、モチベーションが上がります。


△タイプは、【大きな舞台で自分を表現】したいですし、自分だけに準備された【特別な空間】に、モチベーションが上がります。


そして、ものすごく大切なことは、例えば、◯タイプの子であれば、△タイプと□タイプの要因では、モチベーションは上がらないということです。


上がらないというより、逆に下がってしまうかもしれません。



大きな目標に向かって、バラバラな個性が一体感を生む

息子が所属しているこのチームは、△タイプの監督、△タイプのキャプテンに引っ張られています。


そのおかげで、目の前の勝負に拘るでもなく、仲良しチームになるでもなく、とにかく【自分が持っている何かでキラッキラに輝こう!】的な、本当に素敵なチームになりました。




私は、△のキャプテンを、1度も叱ったことがありません。


常に、彼の持っている世界観を尊重し、彼が言うことを一切否定しませんでした。


私は、彼を【ザ・ベスト】とリスペクトしていましたので、彼がやりやすい環境を創っていました。


□の副キャプテンには、【勝負】の世界を演出していました。


もちろん、彼の勝負への執念が、キラッキラのチームの悪影響を及ぼさないように、常に配慮しながらだったのは言うまでもありません。


エースになりたいなら、誰に勝て。


4番になりたいなら、誰に勝て。


背番号1が欲しいなら、誰に勝て。


追い込むのではなく、彼の【勝ちたい気持ち】が、そのまま全面に出やすいように演出していました。


ただ、○の息子への接し方が、1番難しかったです・・


身近であればあるほど、感情的になってしまって・・


今思い出しても、私の修行が全く足りませんでした。


なかかな出来ませんでしたが、息子に対してしてあげたかったことは、【安心安全な場】を創ることでした。


なぜなら、〇タイプということだけではなく、小学2年生の時に、チックになってしまった息子にとっては、みんなと仲良く野球が出来ることが、最も大切だと思ったからです。


ホームランを打ったことより、みんなが笑顔で迎えてくれたことが嬉しくて、万歳をしてしまった息子。




私は、この時の彼の満面の笑みを、生涯忘れません。


息子よ、本当にありがとう。





どんな組織にするか?

2020年4月21日 追記
皆さまは、このコロナが終息したあと、どんな組織をイメージなさっていますか?


もはや、何が起きてもおかしくはない状況だということは、私たち自身が身をもって体験することになりました。


今まで通りに戻したい・・


これは、ある意味、衰退かもしれません。


今まで通りで通用する世の中は、もうそこには無いと思うからです。


だとしたら、どんな組織が必要でしょうか?


そして、その組織をどのように作りますか?


経営者の皆さまであれば、まず、今の社員さんの現状認識をなさって下さいね。


どんなタイプの子たちが、存在してくれているのか。


その中で、どんな偏りがあるのか。


その見極めを行うには、今という時間を利用しない手はないと思います。


必ず来るコロナのあとは、進化した状態でスタートを切りましょう!


そのためには、【今】の時間の使い方が肝になりますね!
以上、追記終わり。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.49

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録