因果思考と共創思考 〜問題解決のためのアプローチの違いとは 博多示道塾での学び〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日のブログでは、リーダーに必要なHEROという心構えについて、ご紹介をさせて頂きました。


昨日のブログは、こちらです。
リーダーに必要な【HERO】という心構え 〜自らの資質に気付き、強化し、活かす 博多示道塾での学び〜


その中で、このHEROという心構えが立ち上がるためには、私たちの魂源から湧き上がる大義が必要だと学びました。


ただ、その知識を得たとしても、現実は何も変わりませんよね。


現実をどう捉え、自らの資質を活かし、実践を繰り返す。


私たちの理想の未来は、その先にあるだと思います。


それでは、今日のブログです。



指数関数的増大とは

本日もまた、示道塾での学びを振り返ります。


6時間の学習会とはいえ、内容が多岐にわたり、なかなか1回で振り返りを終えることが出来ないです。


昨日は、HEROを振り返りましたので、今日は、【問題についてのアプローチ】について書いてみたいと思います。


まずは、問題にアプローチするときには、原理原則があることを知っておかなければなりません。


その1つが、【指数関数的増大(エクスポネンシャル)】です。


下の図を見てみて下さい。





この図は、日本の人口推移を表したグラフなのですが、江戸時代に突入した1600年と1800年後半の明治維新以降、爆発的に増えているのが分かります。


示道塾の中で、今、【人やモノに執着の無い】人が30%に達しているというお話がありました。

ということは、来年は31%、再来年は32%・・・


こうアプローチするではなく、指数関数的増大という原理原則で見てみるのです。


そのためには、過去の数値を調べて、グラフ化(見える化)する必要がありますよね。


つまり、データが大事になるのですが、会社に置き換えてみると、意外と大事なデータが取れて(残せて)いません。


データが無いと、勘や経験で未来を予想するしかありませんので、いつでも分析できるように、データを溜めて(残して)おきましょう。



因果思考と共創思考について

次に、問題を解決するために、その問題にどうアプローチするかについて学び合いました。


大原さんは、そのアプローチの方法を、2つに分けて定義されました。





それが、【因果思考】【共創思考】になります。


因果思考は、【なぜ?】を多用します。


つまり、原因と結果が見えるモノに対して有効となる考え方です。


電動機械が止まった→なぜ?


ヒューズが切れていた→なぜ?


可動部が摩耗して抵抗がかかっていた→なぜ?


このように、なぜ?を繰り返すことで、問題解決のために【真因】を発見するアプローチです。



問題解決のためのアプローチの違いとは

一方で、共創思考は違います。


というより、取り扱う分野が違います。


共創思考型アプローチが必要なのは、【現場の士氣を高める】とか【最強の組織創り】といった、因果関係では動かない分野です。


このアプローチにおいては、【何を?】を重視します。


そもそも、私たちが追求する価値、存在する意義とは何か?


お客さまから愛され続ける組織とは何か?


お客さまと社員さんを繋ぐものは何か?


お気づきかもしれませんが、これらの問いには、正解がありません。


原因と結果の関係性ではないのです。


では、このときに、私たちはどのように意思決定すれば良いのでしょうか?


大原さんは、こう仰いました。


直観(直感ではなく)を信じて決断する必要がある。


如何でしょうか?


皆さまが抱えている問題は、どちらのアプローチが必要な問題でしょうか?


問題発見能力と問題解決能力。


問題とは何か?


どう解決するか?


別々に考える必要がありそうですね!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.323

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録