徹底的に現状把握!今、どの商品に目を向けるべきか? Vol.1 〜ある石鹸屋さんの物語 連載第2回〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日から、石鹸屋さんの物語に入りました。


そして、社長の悩みを可視化するために、損益計算書をMQ会計のカタチに変えて、その応用により、利益の正体を社長と共有させて頂きました。


昨日のブログは、こちらです。
全部原価計算主義とのバトル勃発! 〜ある石鹸屋さんの物語 連載第1回〜


第2回目の今回は、さらに徹底的に現状を把握するための、2つの取り組みについてご紹介させて頂きます。


その1つは、パン屋さんの物語でも登場した、利益感度分析です。


そして、もう1つが、売れている商品の分析です。


なぜ、この2つから始めたのか?


それは、石鹸屋さんの利益を、少なくとも10倍にするために、何にフォーカスすべきかを見極めるためです。



徹底的に現状把握!今、どの商品に目を向けるべきか?

ぞれでは、まず、利益感度分析の結果から、お話しさせて頂きますね。


正直、予想通りとは言え、利益感度分析の結果は衝撃的でした。


下の結果をご覧下さいませ。


第4位のV(変動単価)でさえ、2.2%の変化しか耐えられません。





そして、敏感であるということは、あっという間に赤字になってしまいますが、逆に言えば、少しの工夫で圧倒的な黒字に突き抜ける可能性もあるのです。


ただ、それは、あくまでも数字上の話ですよね。


何が言いたいか。


実際に経営をなさっている方と、机上の話をなさっている方は、その意味と価値が大きく違うのです。


経営者は、実現してなんぼです。


机上の空論なんて、何の役にも立ちません。


私は、社長の表情を見て、経営者としての覚悟を感じました。


この数字を目の当たりにされた社長は、経営に対する恐怖を感じられていたように思ったからです。


どの要素にも、全くの余裕無し・・・


何から手を付けていけば良いのか・・・


なので、私は、社長に前を向いて頂くために、どんな数字をお見せしたら良いのか、何日も真剣に考えました。


そこで、私が導き出したのは、利益感度分析第1位の、P(売価)の改定でした。


そのためには、会社にはどんなデータがあり、それを、MT(エムティー、以前はマイツール)に持って行けるかどうかが肝でした。


私は、飛び上がって喜びました。


全てのデータを、MTにて受け入れることが出来ることが分かりました。


私は、お役に立つことができると確信しました。


明日は、このデータをどのように分析したのか、しっかりとお伝えさせて頂きますね。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.260

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    ABOUTこの記事をかいた人

    四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
    NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

    「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

    MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

    【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

    1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

    保有資格

    ■西研公認MGインストラクター
    ■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
    ■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
    ■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録