これから100年、企業を永続させるための、たった1つの絶対条件とは? 〜誰に、いつ、何を承継するのか決めていますか?〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


今日は、午前7時に息子を駅まで送り届けることからスタートし、帰宅してからは、ひたすらNICE ONの決算業務に打ち込んでおりました。


お陰様で、第8期目は増収増益が確定し、押印も終えましたので、あとは、法人税と消費税の納付を残すのみとなりました。


NICE ONを創業してから、ずっと黒字かというと、そんなことは全くなく、何期も赤字が続きました。


赤字の原因は、非常にハッキリとしており、当時の粗利総額からすると、その額に全く合わない【研究開発費】【教育研修費】への投資でした。


もちろん、その投資があったからこそ、設立1期目から、売上は増え続けているわけですが、清水信博先生の【ラッカープランセミナー】をもっと早く学んでおけば、増益というところにも、しっかりとメスが入れられていたと確信しております。


粗利を何に、どのように配分していくか。


そして、その軸とすべきものは何か。


ラッカープランを学んでおくと、これからの事業展望を、とてもシンプルに数字で考えることが出来るようになります。


今月末(2019年5月末)にも、博多で開催致しますので、ぜひ、共に学びませんか?


2020年4月15日追記
実際に、2019年5月30日と31日に、ラッカープランセミナーを開催させて頂きました。


その詳細は、こちらからどうぞ!
ラッカープランセミナーで学んだこと/2019.0530-31
以上、追記終わり。



企業存続に成功すること

100年以上続く企業になるためには、何が必要でしょうか?


お客様から、支持され続ける。


社員さんから、愛され続ける。


お金が、増え続ける。


社会的責任を、果たし続ける。


もっと細かく言うのであれば、他にもいくつも出てきそうですね。


しかし、もっと細かくではなく、大胆に1つだとするならば・・


それは・・


企業存続に成功すること。


この一言に尽きます。


他には、何もありません。


そして、100年という期間を考えると、絶対に避けては通れないのが【事業承継】です。


つまり、私たち経営者が、100年を見据えていくためには、【事業継承の計画】が、かなり重要なウェートを占めているということです。



事業継承の3つの視点

①【誰に】継承するのですか?


まず、【誰に】継承するのか?という視点ですが、多くの中小零細企業では、ご子息を考えられるのではないでしょうか。


ただ、100年企業になるためには、少なくとも3代かかるとするならば、30年くらいは、リーダーとして企業を率いてかなければなりません。


しかも、社員さんとその家族を守りながら・・


つまり、【永続】を第一義に置くのであれば、もっともっと、【誰に】という人物像を描いておかないといけないのではないでしょうか。


ご子息ではダメです!というお話ではありません。


お伝えしたいことは、理想像たる人物になるように、長たる人間学を、しっかりと学ばせておく必要があるのではないかということです。


②【いつ】継承するのですか?


次に、【いつ】継承するのか?という視点ですが、多くの中小零細企業では、経営者や後継者の年齢で判断なさっている気がします。


もう65歳になるから・・


もう40歳になるから・・


しかし、【永続】を第一義に置くのであれば、1つの区切りで判断するというのは、あまり意味がないように思います。


では、100年、200年、300年と続いている会社は、【いつ】継承するかを、どのように決めているのでしょうか。


後継者が育ってからなのか、育つ前なのか。


いや、育っている、育っていないというより、全く別の視点ということも考えられますよね。


その人の運氣(バイオリズム)で判断するというのも、その1つだと思います。



そういう意味では、【誰に】という視点だけでなく、【いつ】という視点においても、その判断の基準となる考え方を確立しておかないと、いつの時代も勘を頼りに継承することになってしまいます。


③【何を】継承するのですか?


最後に、【何を】継承するのか?という視点ですが、多くの中小零細企業では、これが明確ではないような気がします。


先日、【CI(Corporate Identity)】についてブログを書かせて頂きました。
企業が永続するために必要なもの 〜皆さまの会社には、CI(Corporate Identity)がありますか?〜


これは、企業の核たる部分なのですが、これが無いと、何のために存在しているのかが分からず、一貫したテイストが生み出せません。


これまで、【誰に】【いつ】【何を】という3つの視点と書いてきましたが、この【何を】だけは、非常にハッキリとしています。


どんな時代になろうとも、絶対に変えてはいけないものを継承するのです。


100年を超えて存続なさっている会社さまにお邪魔させて頂くと、その会社独特のものが受け継がれています。


私の師は、これを【企業倫理】と仰っています。


経営理念や経営方針は、数十年単位で、時代が移り変われば変えていく必要がありますが、この企業倫理だけは、代々と受け継がれている魂みたいなものです。


NICE ONの企業倫理は、【至誠、天に通ず 〜内面の真実をもって事にあたり、天と通じて人を動かす〜】です。


また、これから起業する知人は、この企業倫理を作るところから始めました。


それが、【友を紡ぐ・・・。志を共にする友、命に代えて守る】です。


100年後、3世代目か4世代目か分かりませんが、私たちの後継者は、この企業倫理を継承するのです。


永続する企業には、永続する理由があります。


きっと、その理由は、商品や社屋といった目に見えるものでは無いはずです。


私の机から見える本が、そうだと言って下さってる気がしました。


気のせいでしょうか・・?





誰に、いつ、何を承継するのか。


これから100年を志す企業さまであれば、すごく大切な3要素です。


ここに、企業存続に成功するカギが隠されているのですから。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。


今後ともどうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.28

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録