清水式業務フロー図だからこそ発見できる! 〜何を、何に、どうやって変えるのか?〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


今日は、日帰りで大阪出張です。


滞在時間は数時間と、とっても短いのですが、大阪の師から学ばせて頂ける貴重な機会ですので、最優先にしています。


いったいどんな学びがそこにあるのか・・・


今も、ワクワクしながら、新幹線で移動中です。


それでは、今日のブログです。



TOC研修2日目の醍醐味は、業務フロー図の発表会

清水式TOC研修の2日目は、【早く会社に行きたくなるかどうか?】という意味で、とっても大切な時間になります。


午前中は、初日に引き続き、ゲームによる学び合いなのですが、午後からは、各会社に分かれて、実際に、会社のことに取り組んで頂きます。




その際に、作成して頂くのが、【清水式業務フロー図】です。


この業務フロー図を作成するだけで、劇的な改善に繋がったという例が、これまでにも数多くあります。


それくらい、このTOC業務フロー・チャートは優れています。




それでは、その作成方法を簡単にご紹介させて頂きますね。


まずは、全体の流れを右に向かって書いていきます。


次に、詳細の流れを下に向かって書いていきます。


その際の注意点の1つは、何回も書き直しますので、直接書き込むのではなくポストイットを使うことです。


ちなみにですが、ポストイットのサイズも意外と重要で、私はいつも、38mm×50mmを使っています。


また、詳細に書き過ぎないこと、つまり、詳細に作りすぎないことも注意点の1つです。


なぜなら、細かくし過ぎると、逆に全体がぼやけてしまうからです。


これは、作ってみると分かりますが、本当に不思議です。


ここでは、全体を見渡せることが大切なので、粗く作ることがポイントになります。


そして、業務フロー図の作成が終わったら、壁に貼って、きちんと業務が流れているかを確認します。


もし、飛びすぎていて分からなかったり、流れていない項目が見つかったら、きちんと修正をすることが大切です。


きちんと流れていることが確認できたら、ゴール(目的・目標・ビジョンなど)に向かうことを阻害している要因【ボトルネック】を、せーの!で指さします。




写真を見ても分かりますが、ほとんどの場合、それぞれが違う場所をボトルネックだと思っているようです。


だからダメなのではなく、実は、【なぜ、そう思うのか?】を話し合える(学び合える)素晴らしいチャンスになります。


このように、1枚の紙を通して、必然的にコミュニケーションの量が増えますので、共通認識がものすごく深くなっていきます。


これも、この業務フロー図作成に含まれた効果の1つなのです。



何を、何に、どうやって変えるのか?

最後は、TOC研修の参加者全員に向かって、業務フロー図の発表をして頂きます。


異業種のフロー図は、普段はなかなか見ることが出来ませんので、皆さん興味津々です。


そして、この発表は、一方通行ではなく、参加者からの質問・提案の時間を必ず設けますので、自分たちでは思いも寄らなかった【アイディア】【考え方】を手にすることが出来ます。


まさに、三人寄れば文殊の知恵ですよね。




そのアイディアや考え方を通して、【何を、何に、どうやって変えるのか?】を明確にしていくのですが、その中でも、【何を?】の部分が最も大切です。


ここがズレていると、何に?どうやって?変えても、圧倒的な成果には繋がりません。


だからこそ、【何を?】の部分が最も大切なのですが、この発見がなかなかに難しいのです。


それは、業界に慣れていたり、同じ仕事をし続けていると、【当たりまえ過ぎて】、それが問題には見えず、その問題が引き起こしている【現象】にのみ目がいってしまうからだと思います。


TOCを世に発表された、故・エリヤフ・ゴールドラット氏は、問題のように見えている【好ましくない状態】のほとんどは、現象に過ぎないと仰っています。


その現象を引き起こしてしまっている、真の問題は何なのか?


着眼点は、ここにあるのです。


そして、その真因を発見するための1つの手法として、業務フロー図の発表は、ものすごく効果的です。


ぜひ、皆さまも、全体を見渡せる業務フロー図を作成して、【何を?】変えれば会社が劇的に良くなるのか、仲間と集まって、ワイワイガヤガヤとやってみて下さいね!


即効性抜群ですよ〜


2020年5月10日 追記
コロナ後のセミナーというのは、オンラインが主流になったりするのでしょうが、業務フロー図の発表会の醍醐味とかは失われてしまうのか・・


それとも、やってみるとオンラインでもその成果を出せるのか・・


今まで通りじゃなきゃダメだと思い込んでしまうと、何もチャレンジできませんので、兎にも角にもやってみるしかありませんね!


そして、その考え方としては、コロナ後に備えるのではなく、コロナ後の世界を自分たちが創造するという在り方が大切ですね。


今回のような大波に、ずっと振り回されていては、体力が持ちませんから。
以上、追記終わり。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.115

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録