調達したお金を何に使い、どう利益を生み出していくか 〜決算書のどこを見れば、その答えが書いてあるのか?〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


壱岐での学びも、あっという間に3日目になり、今日1日を残すのみとなりました。


毎年開催されて、今年で17回目を迎えられたそうですが、来年は一旦お休みとのことなので、悔いが残らないように学び切りたいと思います。



調達したお金は、決算書のどこに書かれているか

突然ですが、経営者の皆さまに質問させて頂きます。


銀行借入でも出資でも構いませんが、その調達したお金は、決算書のどこに書かれているでしょうか?


2020年4月27日 追記
今回のコロナ騒ぎなど、緊急事態になったらすぐに動ける(手が打てる)ように、この機会に、サッと答えられるようにしておきましょう。
以上、追記終わり。





答えは、【貸借対照表(B/S、バランスシート)】ですよね。


もっと具体的に言うならば、貸借対照表の右側になります。


つまり、貸借対照表の右側は、【資金の調達源泉(どこからお金を持ってきたか?)】が書かれています。


そして、他人から借りてきたならば【他人資本】、自分たちで用意したならば【自己資本】となるわけです。


2020年4月27日 追記
もし、これまで損益計算書(売上や利益が書かれているシート)だけしか見たことがない経営者の皆さまは、ぜひ、貸借対照表をご覧ください。


如何でしょうか?


他人資本と自己資本の数字について、把握できましたでしょうか?
以上、追記終わり。


例えば、皆さまが銀行さんだとして、【他人資本が大きい】会社と【自己資本が大きい】会社と比べた場合、どちらにお金を貸したいですか?


当然ですが、【自己資本が大きい】会社に貸したくなりますよね。


つまり、一般的には、自己資本比率(自己資本の占める割合)が高い会社は強い会社とされますので、この数字を向上させていくことを、1つの目標にされている経営者さまも数多くいらっしゃいます。



使ったお金は、決算書どこに書かれているか

次に、経営者は、その調達したお金を【利益を生み出す】ために使っていくわけですが、それは、決算書のどこに書かれているでしょうか?


これも、先ほどと同じように貸借対照表になるのですが、具体的には、左側に書かれています。


いかに利益を生み出していくかを徹底的に考え、商品を買ったり、機械を買ったりするのですが、その結果的な数字が描かれているわけですね。


すると、不思議なもので、経営者の考え方が、なんとなくその数字から伝わってくるようになります。


そうか、この経営者は、こういう未来を創造しようとしているのか・・・


なので、【意思のあるお金の使い方】をされている会社の貸借対照表は、とても読み応えがあるのです。



いざというとき、知識は何の役にも立たない

ご存じの通り、経営者は、日々、様々な意思決定を繰り返しています。


意思決定をしない日も、次なる意思決定に向けて、思考し続けています。
*休んでいるように見えるかもしれませんが・・・


そして、その意思決定が、会社の通知表である決算書を良くも悪くもするのですが、知識だけでは、なかなかその理由は掴めないものです。


大阪の師も、いざという時に【知識は何の役にも立たない!】と言われます。


では、何が必要でしょうか。


それは、見識になります。


つまり、その知識を実践につなげ、様々な体験を通して【見識に変えていく】ことが大切なのです。


知識とは、単に知っているだけのものですから、実際には、やってみないと何も分かりませんよね。


では、どうしたらリスク無く、様々な体験を積みながら、見識に変えていくことができるでしょうか。


もちろん、1番良いのは、実社会で試してみることだと分かっているのですが、どうしてもリスクが伴ってしまいます。





そして、私たち中小企業には、お金も人も時間も豊富にあるわけではありませんので、実際にはとても難しいことです。


それを、模擬体験しながら体得できていくのが、今回、壱岐で学んでいるMG(マネジメントゲーム)になります。


2006年に西先生とのご縁を頂き、それ以降、ずっと継続して指導して頂いておりますが、そのお陰様で、私の人生は大きく変わりました。


間違いなく、良化しました。




このマネジメントゲームは、2日間で5年分の経営を行います。


私は、今回の参加で、351年分の経営をしたことになるのですが、身体に残っていることで、随分とリアルな経営でも助けられました。


2020年4月27日 追記
また、FacebookなどのSNSの投稿を見ていると、【マネジメントゲームをしていて本当に良かった】といった言葉を、よく見かけます。


それは、学びを通して、知識が見識になっていたことを、感じていらっしゃるからではないでしょうか。


マネジメントゲームは、数字の知識を学ぶものではないという証明ですよね。


もちろん、私自身も、心からそう思っています。
以上、追記終わり。


これからは、私自身の人間力を磨いていくことで、【見識を胆識に変えて】いかなければなりません。


この胆識については、また改めて、別の機会に深く書いてみますね。


今の私では、どう表現して良いのか、適切な言葉が思い浮かびません・・


胆という言葉を、もっともっと感じ取れる力が必要なようです。


それでは、壱岐での最終日も、しっかりと学んでまいります。


今日もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございます。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.72

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録