とにかく不安・・という経営者の皆さまへ 〜売上がゼロになったとしても、支払わなくてはいけないお金は、月にいくらですか?〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日のブログでは、佛教の日にちなんで、お釈迦様の教えについてご紹介をさせて頂きました。


昨日のブログは、こちらです。
4月8日は佛教の日 〜お釈迦様の言葉、天上天下唯我独尊〜


【天上天下】・・・天の上でも下でもなく、つまり、この宇宙にとって、【唯我独尊】・・・この命ほど尊いものはない。


2500年前も、もちろん今も、そして未来においても、最も尊いものは命。


これは、変わることのない不変的なものですよね。


大切じゃない命なんて1つもない。


自分だけに命があるのではなく、周りの人にも命があります。


この大前提があってこそ、今、やらなければいけないことの優先順位が決められますね。


それでは、今日のブログです。



売上がゼロになったとしても、支払わなくてはいけないお金は、月にいくらですか?

新型コロナウイルスの影響で、全く先が見えない・・


国から、どれくらいの支援が受けられるのかも分からない・・


とにかく不安・・





同じ経営者として、痛いほど、その気持ちが分かります。


そんな経営者の皆さまに、私に何ができるかと考えたときに、微々たるものかもしれませんが、その不安を少しでも解消させて頂きたいと思いました。


そのためには、まず、経営者ご自身で、やって頂かなければいけないことがあります。


それは、【月の売上がゼロになったとしても、支払わなくてはいけないお金の総額】を調べることです。


例えば、家賃などは、売上が増えたり減ったりしたからといって、変動しませんよね。


こういったものを、片っ端から紙に書いてみて下さい。


こればっかりは、自分でやるしかありません。


そして、自分でやるから、後々の自分を助けてくれます。


では、通帳、現金出納帳(家計簿のようなもの)、決算書、資金繰り表・・


とにかく、お金が関係しそうな書類を、どんどん探して下さい。


その上で、下記の質問に答えていってみてください。


毎月の借金の返済はいくらですか?


毎月の給料(役員、社員、パート・アルバイト)の支払いはいくらですか?


毎月の家賃の支払いはいくらですか?


毎月の水道光熱費の支払いはいくらですか?


毎月の電話代はいくらですか?


毎月のリース代はいくらですか?


毎月の会費の支払いはいくらですか?


毎月の車代(車本体の支払い、ガソリン代)はいくらですか?


売上の増減に関係のない広告費の支払いがありますか?


そのほか、毎月、負担に思っている大きな支払いはありますか?
*あくまで、売上の増減に関係のないもの。


上記のほか、毎月毎月、支払いっているものはありませんか?
*定期購読の雑誌、新聞代とか・・


これらを足した総額が、たとえ売上がゼロだとしても、皆さまの会社から出ていくお金になります。


いったん、その額を見ての感想は置いておきましょう・・



では、いくらお金を用意しなければなりませんか?

その金額は、1ヶ月で減るお金です。


新型コロナウイルスの影響が、どこまで続くかなんてことは、いっさい誰にも分かりません。


そのうえで、経営者として、今できることは何でしょうか?


不安なのは、みんな一緒です。


違うのは、不安の原因を突き止め、動けているかどうかです。


お金のお話に戻りますね。


例えば、先ほど計算した金額が、500万円だとします。


だとすると、3ヶ月を耐えるためには、1,500万円のお金が必要ですよね。



では、どのようにお金を増やすのか

会社には、お金の入り口が4つあります。


1つは、売上です。


お客さまにサービスを提供することで、お金を頂くことができます。


次に、借入です。


銀行さんから融資を受けることで、返済が必要ではありますが、いったんは会社にお金が入ってきます。


そして、出資・増資です。


今は、クラウドファンディングなどが盛んに行われていますが、皆さまの新しい商品やサービスを世に出すために、支援者の方から会社にお金が入ってきます。


最後は、補助金や助成金です。


これは、皆さまの会社が条件を満たせば、会社にお金が入ってきます。


如何でしょうか?


皆さまが必要とするお金を準備するのに、少なくとも4つの方法が考えられます。


新型コロナウイルスの影響で、休業を余儀なくされたとすれば、残りは3つです。


昨日も、今日も、明日も・・


不安だから、同じことを繰り返すしかないと思うのではなく、


いったん、計算をしてみませんか?


必要な額が分かると、何かアイディアが浮かぶかもしれません。


しなければいけないことが、急に見えるかもしれません。


私は、1人でも多くの経営者が、【漠然とした不安】から解消され、今できることに集中して欲しいと切に願っています。


私も、1人の経営者として、考えられる対策は全て行っていきます。


そういう気持ちでいさえすれば、私たちには、打つ手がある。


応援して下さる仲間がいる。


こんな時だからこそ、まずは、足もとをしっかりと照らしてみませんか?


そして、みんなで助け合っていきましょう!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.368-2

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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録