皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。
TOC学会の終了後に、会場近くの中華料理屋さんにて交流会でした。
会費は4千円だったのですが、料理はとても美味しく、量もすごくて、コスパは最高だったように思います。
また、参加メンバーとの交流が、料理の辛さ以上に熱かったですね〜
お腹が空きすぎていたこともあり、写真は全く撮れていませんw
あ、頂いた写真が1枚だけありましたが、ブログネタが1つ減りました・・・
TOCとは?
今回のTOC学会では、私を含めて、7名の事例発表がありました。
参加者は、40名弱という会場いっぱいの人数でした。
TOCとは、Theory of Constraintsの略で、直訳すると、制約条件の理論といいます。
1984年に、イスラエル人の物理学者である、故エリヤフ・ゴールドラット氏が、ザ・ゴールという本にて紹介された理論になります。
日本では、2001年に発売され、今では、そのコミック版も販売されていますので、分厚い小説は苦手・・という方は、このコミック版から読んでみてはいかがでしょうか?
その内容につきまして、ぜひ、本を読んでみて下さい。目から鱗が落ちると思います!
私は、このTOCを、インストラクターとして、広めていく志事もさせて頂いておりますが、次のような視点でお伝えしております。
・頑張れば頑張るほど、利益が増えるって本当でしょうか?
・原価を下げれば下げるほど、利益が増えるって本当でしょうか?
・効率を上げれば上げるほど、利益が増えるって本当でしょうか?
どのように思われますか?
このTOC研修を、各地で受講なさった皆さまが、自社で取り組んだ結果を発表するのが、TOC学会になります。
つまり、事例発表会ということになりますね。
事例発表は学びの宝庫
やはり、事例発表会は、学びの宝庫です。
仲間の発表ですし、生々しい現場の様子も分かりますし、【何とかしたい】という思いが伝わってきますので、どんどん感情移入してしまいます。
いい会社を創りたい。
社員さんの働きがいのある会社を創りたい。
社員さんに幸せを感じてもらいたい。
根底には、そんな想いがあって、現場で必死に頑張っておられるのだと、勇気を沢山いただきました。
いかに自分が儲かるか?そのためにTOCの何が使えるか?という思考を、どなたの発表からも感じることはありませんでした。
だからこそ、事例発表を聞いている私たちも、自然に【幸せな】気持ちになりますし、私たちもそうありたいと思うのだと感じました。
発表者のお一人が、
強い会社を創りたい。本当に優しい会社であるために・・
と仰いました。
涙がでそうな言葉でした。
なぜなら、研修講師として、【本当に強い会社は、優しい】と、言い続けてきたからでした。
シンクロした思いがして、心にズドーンと飛び込んできました。
地元九州でも、事例発表会を開催しようと決意した瞬間でした。
それぞれの発表から伝わってきたこと
赤字だった企業が、2億5千万円の黒字を出す企業に生まれ変わった事例でした。
因果関係の特定など、とてもレベルの高い発表でした。
問題の本質に辿り着くからこそ、圧倒的な成果に繋がるのですね。
また、社員さんに何ヶ月分の賞与を支払えるか?という指標が、とても参考になりました。
最後に、その6年間の取り組みを思い出し、思わず流れた感動の涙。もらい泣きしてしまいました。
確定申告時期における、税理士事務所の改善事例は、圧巻でした。
しかし、やると決めれば、誰でもやれることでしたので、全国の税理士事務所が取り組まれると良いですね。
もちろん、私の志事にも参考になりました。
まさか、地元に近いお弁当屋さんの事例発表が聞けるとは・・。
まず、改善するという執念を感じました。
そして、やれることをコツコツと続けることの意味や価値。成果は、その先にしかないのだと感じました。
弁当配達とタクシーの組み合わせ。柔軟な発想が素敵でした。
全社員を巻き込みながら、何に取り組んできたのか。そして、その途中経過と社員さんの言葉。
経営者として、何を大切にしているのかが、とても伝わってきました。
優しい会社をつくりたいとの言葉。めちゃくちゃ心に飛び込んできました。
ここからがスタートですね。明るい未来が想像できました。
TOCとMGをやる農家が、日本中に増えるのが夢と語られました。
部分最適ばかりになってしまっている現状を、全体を考えたら、今、何が出来るのか?を考えられる農家にしていきたい。
自然とのたたかいなので、自然に左右されない【ゆとり】をいかに持てるか?という話は、壮大な自然を相手にでも、TOCの学びが有効であることを証明して下さいました。
ブルーベリーとの苦闘。
その辛さも伝わってきましたが、その苦闘を乗り越え、素晴らしい成果を出されたことに、まず、素直に感動しました。
一番時間がかかる工程分しか、摘まない。
何ともシンプルな改善ですが、成果は圧倒的でした。
まずやってみよう!と取り組まれた、その素直さがとっても印象的でした。
私の取り組みにつきましては、また、あらためて・・
まとめ
まとめの講義は、師匠である清水信博先生です。
今回もまた、切れ味抜群な言葉が続きました。そこに、笑いまで含まれますので、本当にすごいの一言です。
TOC学会のまとめの講義が、継続的改善の5ステップだったことに、【原点に帰れ】とのメッセージを受け取りました。
理論理屈ではなく、常に現場で継続的改善の5ステップを繰り返すこと。
まだまだ、まだまだ・・と思い続けること。
まさに、経営者の覚悟ですよね。
これでOKと思った瞬間に、すべての成長が止まるとの言葉に、背筋がピーンと伸びました。
これからも、現場に寄り添い続ける人でありたいと、心から思いました。
TOC学会の最後は、会場にての軽い交流会でした。事例発表後の熱気そのままに、熱い会話が繰り広げられておりました。
2019年10月18日には、東京にて、第8回TOC学会が開催されます。TOCをご存じない方でも参加できますので、まずは、聞いてみては如何でしょうか?
ブログ筋トレ中の文章を、最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
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