皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。
昨日は、【MQ会計は要素法である】という内容のブログを書かせて頂きました。
昨日のブログは、こちらです。
会計を知りたい経営者が、まず読むべき2冊とは?
その中で、少なくとも5つの要素を把握することが、【経営者のための儲かる会計】の入り口ですよ!とお伝え致しました。
そして、5つの要素とは、下記のことでした。
損益計算書を分析しても、儲かる方法は出てこない
この5要素のうち、税務署に提出する損益計算書(会社の利益を計算するシート)に出てくるのは、F(期間費用)とG(利益)の2つのみです。
なので、損益計算書をいくら分析しても、儲かる方法は3つくらいしか出てきません。
売上を上げよう!
原価を下げよう!
期間費用(固定費)を下げよう!
しかも、この3つは、そんなことは言われなくても分かっている!という類いの言葉ですよね。
なぜ、この3つになるのでしょうか?
それは、損益計算書には、【致命的な欠点】があるからです。
損益計算書には、【Q(販売数量)】の概念がありません。
逆に言えば、損益計算書に、Q(販売数量)の概念を加えてやれば良いのです。
損益計算書をMQ会計のカタチに変えてみよう!
損益計算書は、1番上に売上高が記載されています。
その下には、売上原価、粗利総額、期間費用(固定費)、利益と続いていきます。
これを、MQ会計のカタチに変えてみます。
どうするかというと、Q(販売数量)で、売上高と売上原価を割り、P(売価)とV(変動単価)を計算するのです。
すると、次のようなカタチになります。
損益計算書のように、細かい数字が沢山書かれているシートではなく、上のようなカタチで、まずは、ざっくりと把握することが大事です。
なぜなら、細か過ぎても覚えられません。
覚えられないものは、意思決定には使いづらいですよね。
また、当然と言えば、当然なのですが、売上とは、【売価×数量】だということが分かります。
なので、売上のことを、P(売価)×Q(数量)ということで、【PQ(ピーキュー)】と言うようにします。
同じように、売上原価は、V(変動単価)×Q(数量)なので、【VQ(ブイキュー)】になります。
そして、粗利総額のことを、【MQ(エムキュー)】と言いうようにします。
西先生は、PQを重要視している会社は、MQを重要視している会社には勝てないと仰います。
つまり、戦略MQ会計というくらいですから、このMQの把握が、儲けにとってはすごく重要なのです。
実際には、次のようなカタチで現状把握をすると良いと思います。
なんか、売価が落ちてきているなぁ・・とか、販売数量が減ってきているなぁとか、見えてきそうですよね。
この表に関して、作れない理由はありませんから、もし、これらの数字の把握が出来ていない企業さまは、ぜひ作ってみて下さいね。
儲けの種が、潜んでいるかもしれませんよ!
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.240
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