皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。
ブログを書くようになって、いかに、しっかりとした振り返りを行っていなかったか、反省するばかりです。
iPhoneの中に入っている写真を遡って見ていると、様々な体験をさせて頂いていることに気がつきます。
体験を経験に変える。
あるいは、知識を智慧に変える。
これからは、ブログを書くことを通して、日々の価値を最大化させていこうと思います。
この記事の内容
初めての北欧へ
初めての海外旅行は、19歳の時にバイトの先輩たちと行ったグアムでした。
それから、22歳の時にアメリカのフロリダ州に1年間滞在し、新婚旅行でオーストラリアに行き、両親を連れてカナダに行き、妻とアメリカに行き、なんと年賀状の1等があたり香港にも行きましたが、なぜだか、足が向くのは英語圏でした。
2003年に長男が生まれてからは、海外に行くことも少なくなってしまいましたが、2016年5月にはサンフランシスコ、2017年7月には子供たちを連れてロサンジェルス、2017年9月には初めてのタヒチ、2018年11月には、これまた初めてのフランスと、英語圏以外の地にも訪れる機会を得ました。
こうなってくると、もともと海外志向が強かったせいか、海外の情報にすごく敏感になってきますね。
そんな時、共に学ばせて頂いていた皆さんが、SDGsで話題のスウェーデンに、視察研修で行かれているのを、Facebookでたまたま見かけました。
毎日、毎日、アップされる内容に、ただただ惹かれるばかりで、私も行くと心に誓ったのを今でも覚えています。
そしてついに、Facebookでスウェーデン視察を見かけたちょうど1年後の2019年2月27日、共に学ぶ仲間と共に、スウェーデンの地に到着しました。
到着後すぐに研修開始
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略です。
持続可能な開発目標ということなのですが、具体的には、2030年までに、世界を持続可能な社会に変えるための約束です。
そして、スウェーデンは、このSDGsの取り組みにおいて、その達成率が世界一なのです。
今回、スウェーデン視察の企画から、現地での移動、宿泊、通訳、現地企業との交渉まで、すべてのお世話をして下さったのは、株式会社ワンプラネット・カフェのペオさんと聡子さんです。
聡子さんは、なんと鳥栖出身!!ということで、一気に親近感が湧いたのと同時に、鳥栖の方が世界で頑張っておられることに、ものすごく刺激を受けました。
この視察研修は、現地集合、現地解散が原則なので、日本からは、成田組と関空組に分かれての移動となりました。
私は、名古屋での仕事があったので、日本時間で、2月27日の午前7時40分に中部国際空港を出発し、スウェーデン時間の、2月27日午後5時位に到着しました。
日本とスウェーデンは、7時間の時差がありますので、実際には、ほぼ丸1日をかけた大移動でしたが、スウェーデンに到着して、ペオさんに迎えられ、関空組とも合流できたときは、めちゃくちゃ嬉しかったです。
そして、時差ぼけ防止にということで、早速、ホテルの会議室にて研修が始まりました。
眠たさはもちろんありましたが、私が勝手にイメージしていたSDGsとは随分と違った内容に、好奇心が高まって、眠気が吹き飛んでしまいました。
部分ではなく包括的に考える
日本ではSDGsと言っていましたが、世界一般的には、グローバルゴールズとして認識されているようです。
個人的には、エスディージーズよりも、グローバルゴールズという響きのほうが好きですし、説明がしやすいと感じました。
なので、これからは、グローバルゴールズという言葉を使っていきたいと思います。
まず、グローバルゴールズは、3本の柱で成り立っています。
それは、3P(スリーピー)と言われていますが、
・環境(People)
・経済(Profit)
・自然(Planet)
の3つになります。
どれか1つに集中してしまうと、他の2つを悪くしてしまうため、この3つのバランスをどうとっていくのか?どういう地球に変えていくのか?という思考、つまり、部分最適ではなく、包括的(全体最適)に考える(ホリスティックシンキング)ことが、とっても大事になります。
これを、ビジョンとして描いたものがグローバルゴールズであり、17項目の約束なのです。
また、意外と言っては大変失礼なのですが、このビジョンにどうやって向かっていくのかという取り組みは、直感よりも、正しく科学的なアプローチを大切にしているということでした。
これは、後々分かるのですが、全ての取り組みが数値化されていました。
目標も実績も未来も全てです。
つまり、結果を計れないと、ゴールに近づいているのかどうかが分からないため、スウェーデンの皆さまからすると、科学的なアプローチになるのは、ごく自然なことのようでした。
forecastingではなくbackcastingで考える
日本は、過去からの予測ばかり議論しており、これを、forecastingというそうです。
一方で、スウェーデンは、未来をまず考えて、今、何をすべきかを議論しており、これを、backcastingというそうです。
また、どれくらいの未来を考えるかというと、1世代、つまり、25年だそうです。
1世代で出来ることを考えよう!
25年という期間で捉えるならば、まず、否定的な意見が減りそうですよね。
だって、25年あるのですから。
私的には、議論の余地無しと思ってしまいます。
日本の政治や教育と、そのアプローチや思考が、随分と違うのだなと感じました。
日本よりも、スウェーデンでイノベーションが起き続ける理由は、このあたりにあるのではないでしょうか。
サスティナビリティを考える
スウェーデンに行く前ですが、私は、サスティナビリティについて、かなり勘違いをしていました。
環境に良いことをする。
浅い。いくら何でも浅すぎますね。
ホリスティックシンキングでも、バックキャスティングでもありませんね。
では、サスティナビリティ(持続可能)とは何でしょうか?
サスティナビリティな社会って、どんな社会でしょうか?
それは、自然界のルールから学ぶことが出来ます。
1、還すことができる以上に取らない
2、地下から吸い上げず、地上にあるものを使う
3、生物多様性を守る
自然界には、ゴミという概念が無く、全てが資源になります。
ゴミは、人間界だけに存在するのです。
では、なぜ、ゴミが出るのでしょうか?
シンプルですよね。
循環しないものがゴミ・・
つまり、持続可能では無いのが、今の人間界だと言えそうです。
まずは、教育から始めよう
スウェーデンは、昔から持続可能な社会を目指していたかというと、全くそうではなかったそうです。
1972年に、スウェーデンにて地球サミットが開催されたのがキッカケとなり、ジワジワと取り組んでこられたのだそうです。
なので、SDGsが流行のようになっていますが、スウェーデンからすると、40年以上前からの取り組みなのです。
そこで、ペオさんに聞きました。
グローバルゴールズを取り組むにあたって、最も大切なことは何だと思いますか?
教育です!
ペオさんは、即答されました。
地下から掘り出したものが、環境を悪化させる。元々、地上に無いのだから。元々地上にあるものを、地上にあるエネルギーを利用して使うと、環境悪化にはならない。つまり、持続可能とは、そういうことを言うのです。
こういうスウェーデン人からすると当たり前のことを、日本人の多くは知らないのではないか・・
私は、恥ずかしながら、知りませんでした。
これは、1回だけの訪問では分からない・・と、着いて2時間の研修で悟ったのでした。
2日目に続く・・
株式会社ワンプラネット・カフェさまのSDGsツアーに関しましては、こちらからどうぞ!
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.31
[…] サスティナビリティ視察ツアー in スウェーデン2019.0227については、こちらからどうぞ! […]
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