今、あなたの会社に吹いてる風は、追い風ですか? それとも逆風ですか?

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日のブログでは、過去の会計からの思考の転換について書いてみました。


昨日のブログは、こちらです。
これからの会計【儲かる会計】のシンプルな考え方とは・・


会計は、起きた出来事を処理するだけのものではありません。


会計は、これから起きる未来についても使うことができます。


もっと言えば、会計を未来のために使えている会社が儲かっています。


なので、昨日のブログのタイトルを【儲かる会計】としたのです。


如何でしょうか?


皆さまの会社では、会計を、未来のためにも使っていますでしょうか?


ぜひ、過去のものだけにせず、儲かるための仕組みを考えてみて下さいね。


それでは、今日のブログです。



MT(マイツール)スカッと道場について

昨日は、MT(マイツール)スカッと道場の、9回目の講義に参加させて頂きました。


本来は、博多にてオフラインの予定でしたが、コロナ禍の影響もあり、NICE ONのオフィスにて、Zoomオンラインで学びました。


このスカッと道場の講師は、秋田県在住の東海林一義(しょうじ かずよし)さんです。


東海林さんとは、西研究所の西順一郎先生の元で、共に学ばせて頂く間柄ですが、MG(マネジメントゲーム)の大先輩です。


また、マイツールを使って、様々な企業の支援をなさっている方でもありますので、東海林さんの、マイツールに対する考え方を聞ける貴重な機会を、毎回すごく楽しみにしています。


昨日の内容も素晴らしく、6時間という長さを感じることなく、あっという間に過ぎていきました。



グラフを見るための3つのポイント

さて、昨日の講義の内容ですが、その中心は、移動平均グラフの作り方、見方、考え方でした。


移動


そして、


平均


グラフという名前の通り、例えば、12ヶ月の合計を12で割ったり、24ヶ月の合計を24で割りながら、ひと月ずつ、移動させます。


例えば・・・


4月から3月までの、1年間の売上合計÷12=A


5月から4月までの、1年間の売上合計÷12=B


6月から5月までの、1年間の売上合計÷12=C


このように、ひと月ずつずらしながら、その平均値を求めていくのです。


そして、上記の例で計算したABCの数値を、折れ線グラフにすると、下記のようなもの(青と紫の折れ線)が出来上がります。
※下記のグラフには、他のデータも混在しています。





このグラフのこと(青と紫の折れ線)を、移動平均グラフと言うのですが、経営においては、売上データで使うのが一般的です。


では、ここで。


このグラフが、売上の移動平均グラフとしたら、どんな傾向が掴めそうでしょうか?


東海林さんは、グラフを見るための【3つのポイント】を教えて下さいました。


上がっていますか?


下がっていますか?


ピークはどこですか?


へ!?


そんなシンプルで良いんですか!?


そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、これが大切なのです。


なぜなら、私たちは、すぐに細部を見ようとしてしまうからです。


木を見て森を見ず


経営者たるもの、それではいけませんよね。


まずは、全体像を掴むことから、全ては始まります。


だから、まずは売上から始めるのです。



会社の基幹情報にまで落とし込む

まずは、売上・・・


そうです。


まずは・・と書いたのには、明確な理由があります。


移動平均グラフは、売上だけに使うものではありません。


東海林さんは、仰いました。


移動平均グラフは、会社の基幹情報にまで落とし込まなければ意味がない!


会社の基幹情報とは、時々、このNICE ON公式ブログでお伝えしている、MQ会計の要素のことです。


その要素に関しましては、こちらのブログをご覧下さいませ。
会社の数字は、5つの要素に分けて、シンプルに把握しよう!


つまり、売価、原価、数量、固定費、そして、利益。


これらの5つの要素を、移動平均グラフにして比較してみるのです。


すると・・・


なんだこれは!?


というグラフが、目の前に現れます。


売上が増え続けて、すごく安心していたのに、伸びているのは数量だけで、売価は下がり続けているじゃないか!!!


みたいな、風が吹きます。


そうです。


風が吹くのです。


その風は、追い風ですか?


それとも、向かい風ですか?


そして、いつから吹いているのですか?


さらには、いつ止むのですか?


東海林さんは、あなたが経営者なら、【この風を感じろ!】と仰いました。


そして、感じたのなら、何をしなければならないのかを考え、決め、実行せよ!と続けられました。


如何でしょうか?


確かに、このMTスカッと道場は、マイツールというデータベースソフトの使い方を学ぶ研修です。


ですが、それだけではありません。


会社の生データを使って学びますので、これまで見えていなかった、あるいは、見ようとしなかった【会社の現状】が、ハッキリと分かります。


そして、何より、共に学ぶ仲間の存在。


会社の生データを使うわけですから、すごく親密な関係性が育まれます。


なので、仲間へのアドバイスには、とっても力が入るのです。


こんな環境は、めったにありませんので、すごく有り難いことですよね。


皆さまも、MTスカッと道場に参加してみませんか?


お問い合わせを頂ければ、東海林さんをご紹介致します。


ぜひ、共に学びましょう!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.528-1


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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録