売上と言わずにPQと言おう!

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日のブログでは、結果を出す前に、結果の時間的な分類をすることの大切さをお伝え致しました。


昨日のブログは、こちらです。
結果を出し続けるための考え方


結果を出し続けている人は、結果を2つの観点で見ています。


それは、難易度と時間です。


容易なのか?難しいのか?


時間がかかるものか?早く終わるものか?


少なくとも、この2つの観点で、求められる結果を分類しておかないと、結果と行動にズレが生じてしまいます。


行動がズレるわけですから、結果にはなかなか繋がりませんよね。


また、この2つの観点を、評価する側とされる側で、共通認識にしておくことも大切です。


この観点がズレていると、評価がズレます。


評価のズレは、そのまま、関係性の質に繋がりますから、組織力に影響しているわけです。


如何でしょうか?


こういう小さなことが、良い意味でも悪い意味でも大きな結果に繋がっています。


ぜひ、結果の分類をしてみて下さいね。


それでは、今日のブログです。



売上と言わずに、PQと言おう!

私は、2006年8月から、MQ会計を学び続けています。


今、書きながらビックリしましたが、もう14年も学んでいるんですね〜。


その間に、西研究所の西順一郎先生の著書を、何回も何回も読み直しているのですが、まだまだ発見があります。


名著だらけの先生の本ですが、残念ながら、ほとんどが絶版・・泣


ただ、下記の2冊は、まだ購入ができますので、ぜひぜひ、読んでみて下さいね。


利益が見える戦略MQ会計


人事屋が書いた経理の本


今日は、西先生から教わった言葉の1つをご紹介致します。


それは・・・


売上と言わずにPQと言おう!


というものです。


例えば、【昨年の売上が1億円で、今年の売上も1億円】だったとします。


売上で考えている、あるいは、売上の数字しか見られない人は、このご時世で、前年と同じ売上は上出来です・・


という分析をするかもしれません。


では、売上を、【売価×数量】に分けて考えるとどうなるでしょうか?


ここで、売価を【PriceのP】とします。


そして、数量を【QuantityのQ】とします。


すると、売価×数量は、P×Qに置き換えられますよね。


だから、【売上と言わずにPQ(ピーキュー)と言おう!】ということです。



分析によって見える世界は様々

昨年の売上1億円を、PとQに分類してみます。


結果、Pが5,000円で、Qが2万個でした。


5,000円×2万個=1億円の売上ということですね。


さらに、今年の売上1億円を、PとQに分類してみました。


結果、Pが4,000円で、Qが2万5千個でした。


つまり、4,000円×2万5千個=1億円の売上ということですね。


売上しか見ていないと、【昨年と同じ!】という分析になりますが、


PとQに分けたことで、あれッ!?と思うかもしれません。


良いとか悪いとかではなく、


昨年と比較して、P(売価)が1,000円下がり、Q(数量)が5,000個上がっています。


【何で?】という問いが生まれませんか?





何で、平均売価であるPが、1,000円も落ちているのだろう・・?


何で、5,000個も販売数量が伸びているのだろう・・?


値引きした・・?


さらには、2万5千個の販売数量に関して、新規とリピートの割合ってどれくらいなんだろう・・?


性別は?


年齢層は?


地域は??


如何でしょうか?


昨年が1億で、今年も1億。


だから、来年も1億・・とは思わないでしょうが、もっと細かく数字を見ていかないと、ハッキリとした状況は掴めません。


例えば、昨年の売上1億円のうち、リピーターが30%だったとします。


それが、今年の売上1億円では、リピーターが15%でした。


仮に、一昨年のその割合が40%だったとするなら、リピートする人が落ち続けていることが分かります。


それを何とかカバーするために、値下げして新規を獲得している・・・?


とも考えられますよね。


もちろん、一概には言えませんが、ヤバい・・・という感覚が芽生えそうです。


今日は、売上を、売価であるPと、数量であるQに分けただけでした。


これだけでも、深掘りができました。


売上!売上!売上!と思っている方は、ぜひ、PQ!PQ!PQ!に変えてみてくださいね。


違う世界が広がりますから!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.514-1


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ABOUTこの記事をかいた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン) 代表取締役。

「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、4年間で7,000万円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格

■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録